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QlikView® ~ファイル共有機能と運用時の注意点~

前回の記事では QlikView® の主な機能と特徴について紹介いたしました。
今回ご紹介する内容は、QlikView のファイル共有機能・ウィークポイント・運用時の注意点について記述してみます。

長所:ファイルの共有が非常に簡単

前回ご紹介できなかった QlikView の長所として、『ユーザー間のファイル共有が非常に簡単である』点が挙げられます。QlikView 製品では、無料でダウンロードできる QlikView Desktop を除いた全製品で、ユーザー間のファイル共有が可能です。
QlikView のレポートを QlikView Server に付属の Web ベースで閲覧できる AccessPoint というページで、ファイルを共有することができます。
また、レポートの公開に関しても、QlikView Server 上にファイルを置くことで、閲覧権限のあるユーザーにファイルを共有できます。このように、QlikView におけるファイルの共有は非常に簡単な手順で実施することができます。

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ウィークポイント:開発のハードルが少々高めのため、専門知識が必要

QlikView は『 IT 知識のないユーザーには、やや開発のハードルが高い』点がウィークポイントとして挙げられます。何故なら QlikView で高度な分析を行うためには、ロードスクリプトによるプログラミングの知識が必要とされるためです。

例えば QlikView でデータ加工を行う際には、SQL に似た QlikView 独自言語を用いて、ロードスクリプトという画面でプログラミングを行う必要があります。プログラミングの経験者であれば苦も無く開発はできますが、プログラミング経験が少ないエンドユーザーの方が開発するにはややハードルが高いといえるでしょう。
例として QlikView で増分ロードを実施する場合、以下のような複雑な命令文を記述する必要があります。

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ただし、ロードスクリプトにおける記述は、プログラミングとしては非常に容易です。
通常、データ加工を行うためには高度なプログラミング知識が必要とされます。そういった意味では、ある程度の学習だけでデータ加工が行えるという点は、逆に QlikView の大きなメリットにつながります。
また、一般的に BI ツールでデータ加工を行う際には、レポーティングツールとは別にデータ加工用のツールを購入することも必要となってきます。
今回のウィークポイントは、QlikView がレポーティングツールとデータ加工ツールの両機能を持っていることに由来しています。このため、ウィークポイントとはいっても、長所の裏返しと言える特徴です。

注意点:データの整理に注意が必要

運用時の注意点として、『データの整理を慎重に行わなければ、正しい分析を行えない』点が挙げられます。この点は、連想技術によって同じ項目名のものは自動で紐づけられてしまうことに由来します。
例えば、技術の性質上『違う項目だが、たまたま名前が同じ項目』などが紐づいてしまうため、目的とは異なる紐づきがなされる危険性があります。
たとえば、顧客名と社員名の項目名がどちらも『人名』の場合、同じデータとして紐づいてしまうなど・・・
以上の理由から、データの項目整理は慎重に行う必要があります。
しかしながら、心配する必要はありません。項目整理の際に発生する問題は、ロードスクリプト上で項目名を変更するといった簡単な方法で解決できます。
項目名の自動紐づけは、QlikView の高度な分析力・簡便な操作感を担保する重要な要素と言えますので、この注意点も長所の裏返しと言えます。

まとめ

今回ご説明した QlikView の特徴は、以下の3点です。

  • 簡単な方法でファイル共有を行える
  • データ加工のためにプログラミング知識が必要であり、エンドユーザーにはややハードルが高い。ただし、データ加工を行う観点から見ると、非常に簡単な操作感である
  • データの項目整理は慎重に行う必要がある。ただし、解決自体は容易である

※ Qlik、QlikView、Qlik Sense、NPrinting、QlikTech は、QlikTech International AB の商標または登録商標です。
※ Microsoft、MS、Windows、Windows Server、Excel、AccessおよびPowerPointは、米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
※ Windows の正式名称は、Microsoft Windows Operating System です。
※ その他の会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。
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