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SAP® NetWeaver Business Warehouse (SAP BW) ~データの取得方法とスケジューリング機能~

前回は、SAP® NetWeaver Business Warehouse (SAP BW)の概要を紹介いたしました。

以前は  SAP BW に対してクエリでデータ参照するケースも多くありましたが、最近では、レポートは SAP® BusinessObjects などを使用し、SAP BW は、ERP などの業務データを蓄積するデータウェアハウスとしての利用が主になってきております。

データの取得方法とスケジューリング機能とは

今回はデータウェアハウスとした SAP BW からデータの取得方法とスケジューリング機能について説明します。

データ取得方法

フラットファイルや ERP などのソースデータからデータをロードする際は、まずインフォパッケージと呼ばれる機能を介して PSA にデータロードされます。その後、データ転送プロセス(DTP)がマッピング・加工などデータを操作する変換処理を行い、キューブや DSO などといったターゲットにデータが格納・蓄積されていきます。

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ターゲットのひとつである DSO には標準・書込最適化・直接更新の3種類存在します。

それぞれ特徴がありますが、なかでも書込最適化 DSO は一意のキーを持つ大量データに向いており、標準 DSO が有効化が必要なのに対し、書込最適化 DSO は有効化は必要なく、データロード直後にレポートなどから参照可能です。

直接更新 DSO は BAPI などの API からデータロードします。他の2種類は DTP からデータロードするので、取得方法が異なります。

ターゲットのインフォキューブは多次元分析用のオブジェクトで、特性(Dimension)と数値(Measure)から構成されており、スタースキーマ構造をとっています。
複数のインフォキューブを論理的に結合することができるマルチキューブもありますが、論理的に結合しているので、マルチキューブ自体にはデータは保持していません。

また、データ格納前の変換処理では前回説明のあった項目マッピングのような視覚的にわかりやすい画面を用いることができ、ルーチンと呼ばれるデータ加工機能で ABAP 言語による処理(プログラミング)を行うこともできます。

スケジュール機能

通常、多くの日次・月次などの夜間バッチでデータ格納などの処理が実行されますが、これらの処理を管理できるスケジューリング機能が用意されています。プロセスチェーンと呼ばれますが、前出のインフォパッケージやデータ転送プロセス(DTP)も、この機能を用いて実行管理できる他、DSO のデータ削除、ABAP プログラムの呼び出し、SAP Data Services の機能呼び出しなども可能です。

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また、日立の JP1 や IBM の Tivoli といった外部の JOB 管理ツールから処理制御・管理・モニタリングをすることも可能です。

 

※ SAP及びSAPロゴ、SAP NetWeaver Business Warehouse、その他の SAP 製品は、ドイツ及びその他の国におけるSAP AGの商標または登録商標です。
※ JP1は、株式会社 日立製作所の商標または登録商標です。
※ IBM、ibm.com、Tivoli は、世界の多くの国で登録されたIBM Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtmlをご覧ください。
※ その他の会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。
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