応募にあたって
現在 Tableau によるダッシュボード開発のプロジェクトに携わっており、Tableau のおもしろさをアピールできる良い機会だと思い、応募することにしました。優勝者への豪華特典、米国ラスベガスにて開催される「Tableau Conference 2015 」への招待に惹かれてということあります。
今回コンテストの応募に使ったツールは 「 Tableau Public 」。 Tableau 社から出された、Web 上でデータの保存とダッシュボードの共有を行う、無料の分析ツールです。
取り込み可能なデータ形式が限られていますが(*)、チャート作成には有料の Desktop 版と同じ機能が利用できます。
Tableau 公式サイトから無料でダウンロードできますので、興味を持たれた方はぜひ一度お試しください。
* Tableau Public では Excel、Text ファイルなど約4つの形式にのみ対応しています
「幸福度」をテーマにした理由
いくつか用意されたお題データのうち、「生活者総合調査データ」の中に幸福度を 1~10 の数値で表したものがありました。
幸福度が高いのはどのような人か?興味を持ち、試しにチャートを作ってみるとおもしろい結果が!ということで、掘り下げることに決めました。
幸福度に差が見られた分析軸 – 年収別
年齢・既婚/未婚別
5 分でチャートを作って分析をスタートできるのが、Tableau の良いところです。
Tableauの魅力
事前に定義された様々な計算式
平均線、また傾向線を出すには、通常複雑な計算が必要です。 しかし Tableau には何通りもの計算式が予め定義されており、ドラッグ&ドロップの操作のみで分析に利用できます。
このチャートで使用したのは傾向線。利用できる計算が左側の分析タブに表示されています。
ユーザーライクな操作性
私が Tableau を初めて4ヶ月、応募した画面のように、イメージしたチャートを自由に作ることができるようになりました。 ハイライトを付けたり、チャートをフィルター代わりにしたり、 誰でも簡単に、見やすく分析に役立つ画面を作成できることが Tableau の大きな魅力です。
左上のチャートをクリックし、詳細を表示する対象を選択することができます。
制作で苦労した点
分析の流れを考えるところに、一番苦労して時間を割きました。
結婚しているかどうか、収入の有無は影響するか、限られた項目の中で区分を分け、順に見ていくという流れを作っています。
実際の業務でお客様のデータ分析に関わる際にも、システムにインプットされている分析軸をどのように組み合わせて問題を発見するかという課題があり、自分で一から分析の流れを考えるというコンテストへの取り組みは自分にとって大変良い勉強になりました。
区分ごとに独立してしまったため、結果をもとに深掘りする構成にできれば良かったという反省点があり、 残念ながら入賞は逃してしまいましたが、日々スキルアップに努め、また挑戦したいと思います。
※本記事でご紹介させていただいた画面は、Web上で見ることができます。
ユーザ登録不要ですので、画面遷移やフィルターアクションなど、実際に動かしてTableauをご体験ください。
応募作品はこちらをクリック
※ Tableau および Tableau Software は Tableau Software, Inc. の商標です。
※ その他の会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。
※ 記事の内容は記事公開時点での情報です。閲覧頂いた時点では異なる可能性がございます。
キーワード
注目の記事一覧
- データパイプラインと変換ロジックを定義するノーコード/プロコードアプローチ
- 行動を喚起するチャート3選
- データウェアハウスの近代化-QlikとTalendの活用
- AIリテラシー、データリテラシーの新しい波
- 生成AIの力を引き出すOpenAIコネクターの活用
月別記事一覧
- 2024年8月 (1)
- 2024年7月 (2)
- 2024年6月 (1)
- 2024年4月 (1)
- 2024年2月 (1)
- 2024年1月 (1)
- 2023年9月 (1)
- 2023年8月 (2)
- 2023年7月 (1)
- 2023年6月 (1)
- 2023年5月 (2)
- 2023年4月 (2)