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シミュレーターも導入!新メンバーで挑む7時間耐久レース参戦記

集合写真

2020年1月18日(土)~19(日)の2日間、富士スピードウェイにて「おもいっきり4時間走行会」と「新春おもいっきり 7時間耐久レース」が開催され、私たちグランバレイも参加いたしました。このイベントは全国のレース好きが参加する7時間耐久レースとなっています。

グランバレイはAudi Team HitotsuyamaのSUPER GTにて、レース分析パートナーとして支援をしておりますが、本イベントでは、そのチームの手厚いご支援をいただきました。今回、チームで所有するレース仕様の“Audi A1”車両をお借りしレースに参戦しました。

今年のドライバーは、レース分析チームに所属する社員4名です。その内訳は、毎年参加している経験豊富な社員1名、今回で2回目の社員1名。そして、初参加の社員2名です。

グランバレイが本イベントに参加する目的として「思い出に残ることをする」ことがあります。
それとは別に、レース分析チームとして、「実際にレースに参加することでドライバー心理を体感し、経験を通じて獲得した知見をモータースポーツアナリティクスに活かす」ことも目的となっています。

初のシミュレーターによる事前練習を実施

今年のチーム目標は「練習・本番レース共に無事故で完走する」です。

この目標の達成に向け、前年までと違いは、社内にサーキット走行のシミュレーション環境の用意です。PlayStation 4のゲームソフト『グランツーリスモSPORT』を利用し、実車に近いマシンセッティングを施すことで、リアルな挙動を再現しています。
ちなみに、『グランツーリスモSPORT』は国内外でeスポーツ競技が行われており、昨年、茨城国体の競技種目になるなど競技人口が多いゲームの一つとなっております。

今回、7時間耐久レースに連続出場しているレース分析チームリーダーを講師に迎え、事前にサーキット走行に関する勉強会を開催しました。

富士スピードウェイの特徴、理想のライン取り、ブレーキポイントなどをリーダーから座学で学び、いざシミュレーションへ。

シミュレーション風景

ゲームと侮る事なかれ。 本当に良くできおり、マシンの挙動や景色は実物そのもので、サーキット走行を限りなく本番に近いかたちで擬似体験する事ができます。

私はシミュレーター6時間しっかり走り込み、事前練習によるちょっぴりの自信、大きな期待と少しの不安を胸に当日のレースに臨むこととなりました。

シミュレーター

おもいっきり4時間走行会:ウェットコンディションでの練習走行

緊張が高ぶるなか、4時間の事前走行会の時間がやって参りました。まずは主催者によるブリーフィングを受け・・・(フラッグの種類の多さに驚きました!)。
レースに精通する社長からは、安全な走行ラインや後続車への譲り方など、多くの助言を頂き準備万端でサーキット入りをしました。

ブリーフィング

教え

コースに雪! 安全な走行を心がけて

さて、いよいよ4時間の練習走行が始まろうとするなか、 不穏な空気が漂ってきました。それもそのはず、今回は初となる雪の中での走行だからです! 雪という低気温下ではタイヤがなかなか温まらず、濡れた路面が更なる過酷さを暗示します。 それはドライバーに対して、常に危険がつきまとうことを物語っています。

レース経験のある先輩社員が先導し、走行しても問題ないかを確認します。 何とか走れるとの確認が取れ、1人あたり3周を目処に練習を開始しました。 雪の中は極度の集中力を要するため無理は禁物、早め早めの交代です。

雪シーン

ドライバー1

プロドライバーによるサーキットタクシーを初体験

走行会後半は雪がひどくなり、安全を考え練習を中断することになりましたが、幸運にも プロドライバーの助手席に乗せていただくことになりました! 雪の中とはいえ、200kmオーバーの世界はまさに圧巻の一言でした。
のちにきくと、雪の中ではタイヤが全く喰い付かないので、全開走行の半分も出していなかったそうです。初心者からみれば、あまり違いがないように感じることでも、プロドライバーたちにとってはそれが顕著に感じることができるのだと知りました。

サーキットタクシー

新春思いっきり 7時間耐久レース:チーム一丸となって7時間走り切る

土曜日の「おもいっきり4時間走行会」が雪というコンディションであったため、本番時の路面凍結が懸念されましたが、当日は快晴のレース日和。
総勢75台の車両によるレースが開始されました。SUPER GT に参戦するレーシングカーから、公道に走るスポーツカーまで多岐にわたる自動車が抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げます。レースマニアにとっては夢の共演のようなレースだと思います。

快晴の富士山

レース中継1

レース中継2

クラッシュ、赤旗中断などハプニングがありながらも無事完走

今年は前代未聞のレースとなりました。クラッシュ、スピンが続出。そしてクラッシュで破損したガードレールの修復するための赤旗中断の影響により全車がピットに戻り再スタートなど、稀にみる7時間の耐久レースでしたが、無事に完走を果たすことができました!

順位65位/75位 Lap 111周 タイム:7時間02分07秒575 ベストタイム:2’15.868

ゴール

2日間でメンバーひとりあたりの運転時間は1時間半ほどでしたが、走行ラインやブレーキングポイント、フラッグ、後続車への配慮など、意識すべきことが多いため常に神経を尖らせなければならないということを、身をもって体感する貴重な経験であったと思います。また、サーキットを走る側の視点に立つことでレースという別世界を垣間見ることができたように思えました。

給油中

体験して気付いたレースの過酷さ

今回の耐久レースを体験して実感したこととして、レースという世界は常に危険と隣り合わせだという過酷さを知ることができました。今回の耐久レースは前年に比べ、イエローフラッグやFCY(フル・コーション・イエロー)が多く発生し、赤旗中断に関しては本耐久レース初だったそうです。実際に、私自身も雪で濡れた路面に足をとられスリップする車やガードレールに接触し大破した車を目の当たりにしました。
SUPER GTなどの公式レースではコンマ1秒を争う世界であるため、ドライバーたちは極度の集中力のなか、常に限界ギリギリの走行を行っています。しかし、それは裏を返せば一つのミスが命取りになる危険性を孕んでいることを意味します。 そんなシビアな世界だからこそ、レース分析の有用性が意識され始めているのではないかと感じる経験だったと思います。

談笑中

完走することの大切さ

今年は練習走行・本番レース両方を無事にクラッシュ無く完走を果たし、目標&前年のリベンジ達成となりました。

今年のレースは走行不能に陥ったマシンが3台発生し、途中、完全にレース中断となるレッドフラッグが出るなど波乱の展開となりました。 参加メンバー一同、モータースポーツの危険性を改めて認識する機会となりました。

2日間頑張ってくれたマシンをピットに戻した時に、無事に走り切れた喜びと安心が入り混じった感情になったのを憶えています。

走り終えた時、先輩ドライバーの方から「一周速く走るのは誰にでもできる。速く、最後まで走り切ることができる人が本当に上手なドライバー」というお話を聞き、本当にその通りだと痛感しました。 完走したからこそ、レース途中の自己ベストも、事前練習に使った時間も輝くのだと思います。

アウディーA1

Audi Team Hitotsuyamaのスペシャルサポートに感謝

最後に、レース初参加のメンバーにも2日間に渡り手厚く、親切にサポートしてくださいましたAudi Team Hitotsuyamaの皆様、大変お世話になりました。 レース中にフルアクセル・フルブレーキをためらうことなく行えたことも、メカニックの皆様・チームの方々のサポートがあってこそです。 ドライバーに注目が集まりやすいですが、ドライバーの方の潜在能力を最大まで引き出すために、本当に多くの方が努力されていることを改めて感じました。

一生忘れることない貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。

バトル風景

大谷社長

※「PlayStation」、および「グランツーリスモ」は、株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントの商標または登録商標です。