データとアナリティクスの世界では、データリテラシーについてよく耳にするようになりました。実際、多くの企業は、成功を納めるために「企業文化としてデータリテラシーを高めることが極めて重要である」ことも認識されています。
その反面、「何から始めればいいのか?」と自問自答の日々が続くのも確かです。
正しいデータリテラシー文化を構築し、データリテラシーの成功を組織全体に浸透させるには、多くのステップを積み重ねていき、組織全体に浸透させる必要があります。しかし、取り組みのなかでもっと重要な要素があります。
それは「好奇心」です。
アナリティクスにおいて好奇心を持つとはどういうことでしょうか。データリテラシーの世界ではなぜ好奇心が重要なのでしょうか。
好奇心を辞書で調べると、「珍しいことや未知のことなどに興味をもつ心」「知りたい欲求」という意味を持ちます。私たちがデータやアナリティクスで最初に行おうとしていることは何か。それは、私たちが知りたい答えを見つけようとしていることです。
私たちはデータドリブン型経営を目指し、組織内で実際に起きていることに対して事実に基づいて意思決定をしています。しかし、元となるデータに対し懐疑的になり、その意思決定が正しいのか、常に問い続けなければなりません。では、どうすれば正しい答えが見つかるのでしょうか。その答えが「好奇心」です。
好奇心の中にある重要なテーマの1つは、「なぜ」という問いです。なぜ?と問うことで、ビジネスで起きていることの答えが出てきます。まずは、組織全体で、さまざまなことに対して「なぜ」と問いかけてみましょう。それによりビジネスの中に好奇心の精神が育まれ、身につけることで、ビジネスの成功につながる真の答えにたどり着くことができるようになります。だれでも子供のときは「なぜ?どうして?」と親や先生に質問をする時期がありました。この時を思い出し、さまざまな事柄に対して「好奇心」を持ち続けていきましょう。
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