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Q&A:組み込み型アナリティクスによる大変革とは?

今やBIといえばダッシュボードが代名詞のように思われていますが、実はその枠組みを超えてデータ分析や解析を行う手段はいくつもあります。つまり、解析プラットフォームから情報を得るのに、もはやダッシュボードを開く必要すらないということです!それを可能にする方法こそが、「組み込み型アナリティクス」と呼ばれるものです。この言葉は複数の意味合いを持っていますが、根幹となる概念は、「適切なデータを、適切な人に、適切なタイミングで提供すること」といえるでしょう。

今回は、Go-To-Marketチームのペギースー・ワーゼッセン氏と共に、これまでとこれからにおける「組込み型」の意味を考えてみたいと思います。それでは、「組込み型」に関する疑問を見ていきましょう!

組み込み型アナリティクスは、どこで使われているのですか?

至るところで使われています。この、至るところで使われているというのが組み込み型アナリティクスの面白いところです。組み込み型アナリティクスとは、シンプルに言えば、見たいKPIを望む形の可視化方法でワークフローに直接組み込むことを指します。つまり、あなたが普段使っているツールで、必要な時に必要な分だけデータを取得して活用することができるということです。誰であっても20個のKPIが並んだダッシュボードよりも、見慣れた画面に必要なデータが出てきてくれた方が使いやすいものでしょう。

今まで見た中で、一番面白いと思った組み込み型アナリティクスはなんですか?

1年半ほど前にSisenseが可能にしたAlexaへの組み込みです。Alexaに質問すれば、望む答えを返してくれます。まさに組み込み型アナリティクスが生活の一部に溶け込んだ例と言えます。もし同僚との会話の中で、「今期の成績はかなりいい感じじゃないか?」といった話題が出てきたとき、すかさず「Alexa、僕のQ3の成績は?」と質問すれば、答えてくれるでしょう。

実際に私たちが構築したこのAlexaのAPIを活用している組織は、生産性の向上に貢献しているようです。さらに、Alexaは質問に答えるだけではなく、その情報を使い、その先のアクションを行うことも可能です。例えば、あなたが倉庫の中身について尋ねれば、「はい、そのため新たに追加注文をしました…」といったような返事をすることもできます。

同様の例として、Sisense Bulbも挙げられます。何かのKPIがあり、そのKPIの状態を電気信号のような形で把握することができます。緑は良好、黄色は不調、赤はとても悪い状況、などといった具合です。色だけわかっても意味がない、と思う方もいるかもしれませんが、実際人というものはこういった指標に対してはついつい反応してしまうものです。電球による状態把握ができるならば、いちいちダッシュボードを開く必要はありません。ダッシュボードなしでも電球の状態を無視することはできず、常に何色かを気にして仕事をすることができるからです。実際に、Sisenseがサポートしているオフィスを回ってみると、マネージャーのデスクには電球が置かれており、彼らはそれをみてタスクの状況を判断しつつ業務をこなしていることがわかります。

組み込み型アナリティクスにより、従来のBIはどのような進化をするのでしょうか?

経営者目線で考えるならば、組み込み型アナリティクスは全ての人に対して画一的に必要な分だけの情報を使用できるという素晴らしいソリューションであるといえます。組み込み型アナリティクスを導入している企業では、従業員の各ワークフローの中に、正確な判断を補助するために必要なだけのデータを必要なときだけ与えればよいことになります。

一方、従業員の視点からすればどうでしょうか。人とは、自らの仕事をできる限りの範囲で良いものにしようとする意識が自然と働きます。しかし、全ての人がデータというものに明るいわけではないため、データを使って仕事のクオリティを上げようと思っても、データの海におぼれ、それを活かすことが難しい人も多くいるでしょう。ですが、もしそのデータがきれいに整理・可視化されていれば、データを利用する人間はその裏にある数学的な理論や技術的な知識を必要とせず、単純に数字に対して自分の行動を調整し、仕事の結果がより良いものになるよう行動することが容易になります。私たちは、人々がもっと気軽にBIへアクセスできることに全力をささげており、今まで全くデータを気にしなかったような人でも、データから知見を得て自らの仕事にフィードバックできるような環境を作り上げたいと考えています。

Sisenseの組み込み型アナリティクスは他製品とどのように違うのですか?

私が思うに、Sisenseは組み込み型アナリティクスに関して全く新しい形での普及に邁進しています。これまでのモデルは、解析ツールが組み込まれたもので1つの可視化された情報を見るか、1つのダッシュボードを用意してそれを何かに組み込むか…といった形が主流でした。Sisenseの面白いところは、多くのお客様がSisenseを様々な製品に組み込んでくださっている一方で、それらがホワイトラベルとなっていることです。つまり、お客様の好みでフォント、色、グラフやURLまで自由にカスタマイズできる状態になっているので、知らなければSisenseを使っていることにも気づきません。全くのホワイトラベルでソリューションを提供することは、お客様が本当に求めているダッシュボードやデータモデルを、お客様自らの手で簡単に開発できる手段を確立していることに他なりません。

組み込み型アナリティクスを導入した企業は、そうでない企業とどのような違いがあるのでしょう?

企業にとって組み込み型アナリティクスはBIをより成熟させるための手段となります。既にデータ解析者はデータやレポートを作成する業務ユーザーと作業していますが、組み込み型アナリティクスによってそれぞれの開発者を統合することができます。彼らは自身の好むツールにて分析を行うこともできますが、Sisenseを使いこなして、それを従業員ポータルやSalesforce.comに組み込むことによって顧客やパートナーに分析を提供することも可能になります。

Sisenseは全ての領域をカバーしているため、これまで使われていた様々なツール・データを再利用することができるのです。分析の統合を実現しつつ、これまでと同じデータモデル、定義、可視化方法を使うことができるのですから、利益を生みださないはずがありません。これまでと同じことが全て同じプラットフォームからできるということは、全てのツールの分析が一つの情報源を通じて統合されるということを意味します。

組み込み型アナリティクスの次の大きな「変革」はなんでしょうか?

ビジネスパーソンが組み込み型アナリティクスを使うことで、作業を美しくスマートにすることができます。例えば、私たちが「どこでもドリルダウン」と呼んでいる技術では、アナリストが正確なデータと数値を使って可視化したデータを、エンドユーザーが自由に書き換えることができ、それを様々な角度から分析することができます。これは、ユーザー自身が自らの力でデータを変更することにより疑問に答える力を得ることができることを意味します。疑問に対する答えを事前に用意する必要がなく、ユーザー自身が疑問に対する答えを探す場所を提供することができるでしょう。

すなわち、組み込み型アナリティクスによって分析ツールが単なるグラフを超え、対話的な機能を兼ね備えることができるようになります。ただデータを見るだけでなく、疑問に対する答えを対話的に導き出せるとしたら、それは大きな変革と呼べるでしょう。

ちょうどBloXについてお聞きしたいと思っていました。先ほどのお話しはBloXのことでしょうか?

BloXとは少し違います。BloXもSisenseに組込みことができるので、まずはSisenseに組み込まれたBloXの話をしましょう。主にBloXが持つ機能は2つあります。まず一つは、BIの見た目をきれいにすることです。BloXを使うことによって「BIっぽい見た目」から脱却し、CSSやJSONを使用した、よりきれいで、美しく、ファンシーなダッシュボードデザインが可能になります。

これだけでも素晴らしいですが、BloXはさらに、アプリケーションの機能のようなものをテンプレートとしてダッシュボードに付け加えることができます。Sisense BloXではダッシュボードから離れることなく別のシステムに対してアクションを起こせます。通販サイトで注文するようなものです。数字を見て、「もっとペーパータオルを買い足した方がいいな」と思ったら、ペーパータオルを選んでボタンをクリックすればカートに加わりますね。このようなアプリケーション機能をダッシュボードにつければ、よりインタラクティブな分析が可能になることがわかると思います。

ダッシュボードは死んだのか?

ダッシュボードが死んだ、ということは全くありません。組み込み型アナリティクスのみを見るユーザーというのは、率直に言って、現在でもダッシュボードを見る層ではありません。組み込み型アナリティクスによって彼らも情報にアクセスするようになりますが、いずれにしてもダッシュボードは開かないでしょう。一方で現在もダッシュボードを見ているユーザーにとっては、組み込み型アナリティクスが既存のワークフローに入ることで、ちょうどよいリマインダーとなります。ダッシュボードという機能と空間を使い、より深く問題点を分析したい、より本質的な理解をしたいという場合など、まだまだダッシュボードを必要とする人々はたくさんいます。ダッシュボードはまだまだ分析の場として大きな需要があり、過去のものではないと私は考えています。

今後どのような組み込みシステムや拡張分析機能が活用されていくのでしょうか?

拡張分析機能としてもっともシンプルなものは「自動チャート生成機能」だと思います。斬新な発想ではありませんが、誰もが容易に想像できる機能でしょう。昨今では、AIや人工知能によって驚くようなことが次々に起きています。現在我々が特に力をいれているのは、AIによってデータから自動的にデータ同士の関連性や法則性を見つけ出し、チャートを自動生成して洞察をユーザーに提供する機能です。この機能によって、データアナリストの負担を軽減しつつ、ビジネスユーザーにより多くの価値をもたらすことが可能になります。

終わりなき組み込み型アナリティクスの道

ここまでのことは、組み込み型アナリティクスの世界のほんの掴みでしかありません。より多くの組織がデータの重要性を認識するにつれて、彼らは所持しているデータをより適切な形で、適切な人間に、適切なタイミングで提供する方法を模索しつづけることになるでしょう。Sisenseは、それをより簡単に実現していきます。

 

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本記事は、Sisense社の許諾のもと弊社独自で記事化しました。
https://www.sisense.com/blog/qa-whats-the-big-deal-with-embedded-analytics/

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