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SAP クラウドソリューション – SAP Cloud for Analytics 発表

公開日 2016年1月29日    最終更新日 2020年3月12日

SAP Cloud for Analytics 登場

昨年末 SAP 社より、「SAP Cloud for Analytics」が発表されました。
「SAP Cloud for Analytics」は、単体で全ユーザーに対してすべての分析機能を提供すると説明しています。
既存製品の「SAP Business Objects BI Solutions」は用途、想定ユーザに応じて多岐の機能に分かれており、可視化ソリューションとして「SAP Lumira」、予測分析ソリューションとして「SAP Predictive Analytics」、計画系ソリューションとして「SAP Business Planning and Consolidation (BPC)」、統制管理ソリューションとして「SAP GRC」がありました。

それらのソリューションを担う役割がパブリッククラウド(SAP HANA Cloud Platform)上に統合された形で実装されているのが「SAP Cloud for Analytics」になります。

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SAP Cloud for Analyticsの機能

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先行してリリースした機能は「SAP Digital Boardroom」と「BI(SAP Cloud for Analytics for BI)」、「Planning (SAP Cloud for Analytics for Planning)」の3つです。

この3つの機能をご紹介すると

SAP Digital Boardroom

  • 財務、SCM、営業などに関する標準技術ベースのレポートを単一のデータソースとしてリアルタイムで表示でき、包括的なビジネスの透明性を確保します。また、業務すべてにおいてアプリケーション内に実装されたワークフロー機能を利用することで、従来にはないビジネス成果を得ることができます。
  •  使いやすいユーザーインターフェースで画面を移動することなく直感的に操作ができます。プロジェクター、ノートPC、ウェアラブルデバイスなどを使用する場合はタッチスクリーン操作にも対応します。静的なデータではなくリアルタイムデータが効果的にビジュアル表示されます。

SAP Cloud for BI

  • ビジネスユーザーはあらゆるデータにアクセスできるようになります。ビッグデータでもスモールデータでも、あるいは、オンプレミスでもクラウドでも、あらゆるデータの抽出や整理、結合を簡単に実行できます。
  •  ソーシャルメディアのデータ分析に基づいて市場の傾向を見定めることができます。そして傾向に基づいて需要に対して必要な在庫を割り出すなど、すべてを1つの場所で相互に関連付けることができます。

SAP Cloud for Planning

  • 財務担当者や事業部門のアナリストは、相互接続された計画モデルの構築、データの分析、連携強化と業績向上に向けたコラボレーションをより迅速に、より簡単に行うことができます。

なお、予測分析に機能である「SAP Cloud for Predictive」とリスクなどの情報を全社的に管理する「SAP Cloud for GRC」は今年中にリリースの予定です。

SAP Cloud for Analyticsの詳細は、SAP社のホームページをご覧ください。

【公式HP】
SAP Cloud for Analytics

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