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グランバレイコンサルタントが解説する 3分でわかるAnaplan

公開日 2019年10月10日    最終更新日 2023年4月10日

グランバレイでは、計画立案・企業パフォーマンス管理(企業業績管理)ツール「Anaplan」に関する導入および開発の支援サービスを提供しております。本記事では、「Anaplanとはどのような製品なのか?」「Anaplanを使って何ができるのか?」を弊社独自の視点でご紹介させていただきます。
※弊社サービス内容はこちらをご覧ください。

Anaplanとは?

Anaplan社は、米国に本社を構えるSaaS企業です。2016年にユニコーン企業(評価額10億ドル以上の非上場、設立10年以内のベンチャー企業)として認定され、2018年に株式上場を果しました。2019年のGartnerのMagic Quadrant評価ではLeaderのポジションとして格付けされており、外部機関からも高い評価を得ていることがわかります。(出典:Anaplan ニュースリリース https://www.anaplan.com/jp/press-releases/anaplan-positioned-leader-2019-gartner-magic-quadrant-sales-operations-planning-systems-differentiation/

「Anaplan」とは、Analytics(分析)とPlanning(計画)を合わせた造語であり、FP&A(Financial Planning & Analysis:業務管理および財務計画の立案)に特化したクラウド型プラットフォームです。単一のクラウド環境でデータを一元管理できるメリットがあり、全世界で950社を超える企業で利用されている実績があります。(出典:Anaplan社コーポレートサイト「数字で見るAnaplan」※2019年10月時点 https://www.anaplan.com/jp/about/

Anaplan

計画策定業務の課題

部門間や全社にまたがった業務を行う場合に、どのような方法で行っているでしょうか。計画策定業務の難しい点として、計画データは既存の業務システムからそのまま取り出すことができないという点が挙げられます。ある程度の参考値として扱うことはできますが、最終的には部門の計画担当の判断よる手入力の作業が発生しているはずです。例えば、この担当が30人いれば、30人がそれぞれデータを入力する必要があります。そして、経営管理部門はこれらを集計してまとめる必要があり、ここでも多くの負担がかかります。以下に、よくある課題をまとめてみました。

集計作業の煩雑さ

表計算シートを使用して計画策定を行っている企業は、「部門の計画担当が表計算シートに入力⇒メールで経営管理部門に送付⇒経営管理部門が転記」という表計算シートのバケツリレーになっていることが多いのではないでしょうか。その場合、計画担当の数が多いほど、経営管理部門の負担は重くなります。

集計作業

修正箇所の確認作業

上長からの指摘修正を受けた場合など、計画担当がファイルを複製して値を修正する場合があると思います。その際、「新しいバージョンが上がってきたが、前回からどこを修正しているのかわからない…」というようなケースがあります。表計算シートを使用して計画策定を行っていると、バージョンの数だけファイルが増えることになり、その分ファイル管理が難しくなります。 さらに経営管理部門は前回からどのような修正があったか、修正前後のファイルを見比べる手間が発生します。

修正箇所

Anaplanでどのように解決するのか

このように煩雑になりやすい予算策定業務ですが、Anaplanを導入することでこうした課題を解決することができます。ここでは、Anaplanによる解決策をそれぞれご紹介いたします。

入力プラットフォームの統一

表計算シートでは計画担当ごとに個別のファイルが発生してしまう課題がありましたが、Anaplanでは共通のプラットフォームでデータの入力を行うため、データを一元管理することができます。さらに、自動集計機能により、各部門が入力した値の集計値も自動で算出します。
入力プラットフォーム

一方で、共通のプラットフォームを使用することにより、セキュリティに懸念を抱く方もいるかもしれません。Anaplanでは閲覧権限・編集権限を担当者ごとに設定することができるため、例えば、他部門のデータを見せたくないといった場合でも、Anaplanの標準機能で対応することができます。

【部門A担当者ログイン時】
部門A

【経営管理部門ログイン時】
経営管理

差分比較機能

表計算シートでは修正点を確認するために2つのファイルを見比べなければいけないという課題がありましたが、AnaplanではAnaplan上でバージョン管理ができるため、どの項目で前回どれだけ値が修正されたかを「差分値」により表示することができます。
差分比較

さらに、差分があった箇所を自動で色づけすることも可能なため、計画担当の変更箇所を経営管理部門が確認しやすくなり、また、見落としもしづらくなります。

修正箇所比較

計画策定業務の課題を解決する「Anaplan」

このようにAnaplanを使用することで、計画策定業務の課題を解決することができます。「計画策定業務の課題を抱えている」「Anaplan導入に関心がある」企業の皆様、ぜひともAnaplanをご検討ください。

Anaplanについてのお問合せはこちら

メーカーサイトに掲載中

弊社コンサルタントが、煩雑な計画策定業務の課題をAnaplanで解消するをテーマにAnaplan コネクテッド プラニング チャネルに記事を投稿しました。ぜひともご覧ください。

▶︎グランバレイ社のコンサルタントが解説! 煩雑な計画策定業務の課題をAnaplanで解消

 
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メーカーサイト:Anaplan コネクテッド プラニング チャネル
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